家事事件における弁護士報酬について

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家事事件における弁護士報酬について

2008年に日弁連が行った弁護士費用に掛かるアンケートに基づき家事事件における弁護士報酬を掲載しています。家事事件は、依頼者の状況が個々に大きく異なるために弁護士費用も大きく変わる可能性がありますので、参考金額としてご覧ください。
詳しい内容及び他の事案のアンケート結果はこちらからご覧ください。

 

①離婚~調停~

暴力を振るう夫に耐えきれない依頼者が離婚を希望。離婚調停で慰謝料200万円と3歳の子供を引き取りを要求し、結果的に慰謝料全額の支払いを受け、子供の親権も得たうえで毎月3万円の養育費を受けることで解決した。
■訴訟着手金 ■報酬金
20万円前後 45.1%
30万円前後 41.5%
40万円前後 6.6%
50万円前後 2.2%
20万円前後 30.3%
30万円前後 39.6%
40万円前後 14.2%
50万円前後 10.3%

②離婚~調停から引続き離婚訴訟受任した場合~

上記「①離婚~調停~」のケースで、離婚調停の不調後に離婚訴訟を受任し、離婚が成立した場合。
■着手金 ■報酬金
着手金無し 26.3%
10万円前後 42.5%
20万円前後 17.0%
30万円前後 11.5%
20万円前後 19.6%
30万円前後 36.2%
40万円前後 17.8%
50万円前後 16.9%

③離婚~離婚訴訟の段階から受任した場合~

上記「①離婚~調停~」のケースで、離婚訴訟の段階からを受任し、離婚が成立した場合。
■着手金 ■報酬金
20万円前後 26.4%
30万円前後 52.7%
40万円前後 11.7%
50万円前後 6.3%
20万円前後 20.1%
30万円前後 37.1%
40万円前後 16.5%
50万円前後 17.1%

 

④離婚~浮気の相手方に対する慰謝料請求の場合~

夫の浮気が原因で離婚したが、夫からは慰謝料は貰っていない。元妻が浮気の相手方に慰謝料として300万円を請求する訴訟を提起して和解により200万円を受領した。
■訴訟着手金 ■報酬金
10万円前後 11.1%
20万円前後 54.6%
30万円前後 31.2%
10万円前後 5.6%
20万円前後 53.1%
30万円前後 33.2%

 

④相続~遺産分割調停の場合~

被相続人は、自宅・山林の不動産、株券及び預金を含めて1億円の遺産を残したが、遺言書は無い。相続人は、妻と子供2人であるが、遺産の範囲に争いはないものの遺産分割協議がまとまらなかったため、妻の依頼を受けて遺産分割の調停を申し立てた。結果として妻は、法定相続分の5,000万円に相当する納得する遺産を取得した。
■訴訟着手金 ■報酬金
30万円前後 31.1%
50万円前後 41.4%
70万円前後 7.1%
90万円前後 8.4%
110万円前後 6.4%
130万円前後 0.8%
150万円前後 2.4%
60万円前後 11.7%
100万円前後 30.7%
140万円前後 12.0%
180万円前後 14.9%
220万円前後 11.5%
260万円前後 4.5%
300万円前後 9.2%