法廷弁護士
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法廷弁護士とは、主に裁判所において当事者の代理人として活動し、訴訟手続きにおける弁護や弁論、証人尋問などを行う法律専門職です。彼らの役割は、依頼者の主張を法的に構築し、それを裁判官に対して説得的に伝えることにあります。そのため、事実関係や証拠の精査、法的な議論の準備、さらには法廷での言葉遣いや論理展開など、高度な専門知識と技術が求められます。特に刑事事件や民事訴訟、家事事件など、争いが法廷に持ち込まれる場面では、法廷弁護士が中心的な役割を担い、依頼者の権利を擁護し、公正な裁判が実現されるよう尽力します。
また、和解や示談交渉など、法廷外での解決を図ることもありますが、最終的に争いが裁判に発展した場合には、その経験と専門性を活かして依頼者の利益を最大限に守ろうとします。なお、英米法圏では「バリスター(barrister)」と呼ばれる職種がこれに相当し、日本では弁護士という資格のもとに法廷活動を行うことができますが、その中でも特に訴訟実務を中心とする弁護士を法廷弁護士と呼ぶことがあります。
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