弁護士の性格及び特徴
目次
弁護士のマイナスの性格
弁護士にあまり馴染みのない人にとっては、弁護士とはどんな人種なのだろう、と不安になったりします。弁護士は、特定の職業的特徴が表れやすいと言われています。一般的ではありますが相談する相手の特徴的な性格を知ることで参考にして下さい。しかし、これは全てこうであるということではなく一般的な傾向であり、極普通の温厚で親切丁寧な弁護士もたくさんいます。一般的な割合よりもちょっと高い、大数の法則よりも収束ところが少しずれるという程度の認識で参考として下さい。
弁護士は短気である
弁護士は一般的に短気と言われていますす。それは、何回も同じことを聞いたり、言われたことがちょっと遅れたりすると表情が見る見るうちに変わります。慣れてくると顕著に出ます。某弁護士を接待するときに、たまたま接待側の一人が急なトラブル対応のため遅れるという連絡が有ったのですが、わずか5分なんですが帰ってしまいました。
弁護士は世間知らずである
大事な青春期を勉強に明け暮れていたせいなのでしょうか、一般常識に欠ける傾向が有ります。法律の勉強は一所懸命でも社会常識はあまり勉強していないようです。しかし、一般の人と同じような旅行とかスポーツの趣味を持ち、あるいは、街弁として事務所を構えている人はまだましなのですが、弁護士の世界だけに身を置いている人は、市井に馴染むのにも時間が掛かるようです。
弁護士は怠け者である
弁護士イメージと大きく違うのが、この「怠け者である」という点です。別な項目でも触れていますが、正確には仕事が遅いということです。弁護士の中には、金にならない大量の仕事を引き受けて夜遅くまで頑張っている人もいるようですので、人によってはある面止むを得ないのかもしれませんが、全く先に進まないだけでなく進捗の連絡も全く無い弁護士がいます。やっぱり、ルーズなんじゃないかと思います。弁護士への懲戒請求でも受任して着手金を支払ったのに全く仕事をしてくれなかった、と言うのが多いことからも窺われます。弁護士にも、不動産取引形態の「専任媒介契約」の様に2週間に1回でなくても1ヶ月に1回程度の進捗報告の義務を負わせて欲しいものです。
弁護士は「俺が法律だ!」と思っている
弁護士に限らず裁判官もそうですが、「俺が法律だ!」と思っている弁護士は非常に多いです。敢えて口に出して言わなくても、相手方弁護士の主張が的を得ていなかったり、意見が合わなかったりすると、「あの弁護士は何も知らない。勉強不足だ。」とか「素人と一緒だ。」といった発言を良く耳にします。実際、そういった自信は必要なのかもしれませんし、裁判官はそういう意気込みが無いと判決は下せないのかもしれません。しかし、検事がこういった考え方をすると本当に怖いですネ。これが冤罪のきっかけになるかもしれませんので。
弁護士は屁理屈の天才である
弁護士に限らず法律家と言われる人の解釈する日本語は我々の感覚と大きく違っています。特異な法律用語を原因であるだけでなく、その法律条文からどうしてそういう解釈出来るのか、不思議なくらい突飛な解釈をします。もう屁理屈としか考えられないような解釈を致しますので、普通の庶民感覚では対抗できません。但し、その弁護士が新たに主張したのではなく、判例でそのように解釈されているかもしれませんが、それでも弁護士を含む法曹人の解釈は屁理屈にしか思えません。
弁護士のプラスの性格
次に弁護士の性格の良い部分を紹介しますが、正に職業的特徴を表しています。
慎重で論理的
弁護士は、法的問題に対処するため、慎重で論理的な性格が求められることが多いです。これは、法律の解釈や事実の分析、正確な結論を導き出すために必要な特性です。慎重さに欠けミスを連発していては法的トラブルの解決は遠のいてしまいます。また、そもそも法律自体が論理的に構成されていますので、それを実務的に運用する弁護士も当然に論理的思考を持ち合わせているのでしょう。
高いコミュニケーション能力
依頼者や裁判官、相手方弁護士との交渉が日常業務の一部であるため、弁護士には優れたコミュニケーション能力が必要です。そのため、多くの弁護士は説得力があり、状況に応じて柔軟に対応する性格を持っています。高いコミュニケーション能力は、法的知識に裏付けされているのかもしれません。
ストレス耐性が高い
弁護士の仕事はプレッシャーの大きい環境で行われることが多いため、ストレス耐性が高い人が多い傾向にあると言われています。逆に、ストレス耐性がストレス耐性が高い人が弁護士に向いているのではなく、むしろ鍛えられたのかもしれません。特に複雑な案件や緊急性の高い問題に取り組む際には、冷静さを保つことが求められストレス耐性が強化されます。
なお、以前東京の某弁護士事務所に勤務する女性弁護士が退職したのですが、最初は他の弁護士事務所に転職したのであろうと考えていましたが、心の病で退職したようでした。同じような事例が他でもあり、女性にとってはストレスののある厳しい環境なのかと感じられました。退職した女性弁護士と直接会話していませんので事実は不明ですが、心の病であれば何らかのストレスの可能性が強く、弁護士にストレス耐性が備わっているとは限らないようです。
向上心が強い
弁護士は、常に新しい法律や判例に対応する必要があるため、学び続ける姿勢や向上心を持つ人が多いです。専門性を磨くことに意欲的な人が多いのが特徴です。
共感能力
依頼者の立場に立って問題を理解するために、共感能力を持つことも重要ですので共感力を持ち合わせています。ただし、過度な感情移入を避けるようにバランスを保つ人が多いでしょう。
弁護士の性格には、これらの特徴が組み合わさり、専門性や業務に応じて形成される部分もあります。もちろん、個人差が大きいため、すべての弁護士がこれらに当てはまるわけではありません。